長年、営業を行ってきたこともあり、提案力には自信もありました。しかし、スタートしてみるとなかなか上手くいかないことも多かったですね。そんな時、同じ時期に代理店を始めた方がいたのですが、私の提案内容に対して意見をもらうことがありました。その方の客観的な意見を聞き、そして営業方法の振り返りをする中で見えてきたのが、「相手を納得させる営業では心は開いてもらえない」ということです。お客様がまず聞いて欲しいのは、人生に対する不安や将来の目標。その上で、真に役立つ提案を求めていたのです。上手なプレゼンテーションを行うことや、専門知識を話すことに夢中になっていた自分の営業スタイルから、聞く姿勢を重視する営業スタイルへ変えることで、お客様からの信頼を勝ち取る機会も増えていきました。今では、「ご飯に行こう。」「旅行に行こう。」と、家族のようにお付き合いいただけるお客様もいます。信頼を築くことが何より大切な仕事です。